- 著者
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岡本 雅子
喜多 一
- 雑誌
- パイデイア : 滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13408615)
- 巻号頁・発行日
- vol.22, pp.49-53, 2014-03-24
- 被引用文献数
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2
プログラミング学習において、初学者はまず、文法などに係る概念的な説明を読んだり、聞いたりして宣言的知識を獲得した後、サンプルプログラムを模倣するなどの基礎的演習過程(本稿では「写経型学習過程」と呼称する)を経て、実際に活用できる知識、すなわち「プログラミングスキル」を身に付けていく。本稿では、初学者に見られる学習の困難性(潜在的なつまずきの要因)を2つに類型化するとともに、これに従って、「写経型学習過程」を対象とした認知科学的アプローチについて概説し、認知科学的視点から考えうる学習方略について検討する。